SR30 の環境負荷
外部換気式の従来型日射計との比較
SR30 日射計の環境負荷について、最も近い競合機種である外部換気・加熱方式の日射計(ISO 9060 クラスA)と比較して分析しました。比較対象として、換気ユニット VU01 を搭載した SR20 モデルを使用しています。 その結果、SR30 の環境負荷は、エネルギー消費の少なさと輸送体積の小ささにより、従来方式の 3 分の 1 に低減されることが分かりました。
はじめに
一般的に、使用する製品の環境負荷に対する関心は年々高まっており、日射計のユーザーも例外ではありません。ここでは、Hukx SR30 日射計の環境負荷について行った分析の一例を紹介します。図1は、SR30 クラスA日射計と、外部換気ユニット(VU01)を使用した SR20 クラスA日射計との環境負荷比較を示しています。SR30 の環境負荷は、VU01 を搭載した SR20 と比べて 3 分の 1 となっています。
分析には「エココスト(Eco-costs)」を使用しました。詳細はボックス1および後続の段落で説明します。
| エココスト(ボックス1) |
|---|
分析には「エココスト(Eco-costs)」を使用しています。エココストとは、環境負荷を未然に防ぐために必要となる対策費用を基準として、製品が環境に与える負担量を表す指標です。地球の許容量に見合うレベルまで、環境汚染や資源枯渇を補償するために必要となる費用を示します。 例として、CO₂ を 1000 kg 排出した場合、それを相殺するためには洋上風力発電所などの CO₂ 削減システムに 116 ユーロを投資する必要があります。つまり、「1000 kg の CO₂ に対するエココストは 116 ユーロ」ということになります。 (出典:ecocostsvalue ウェブサイト、2019年12月) 詳しく知りたい方はこちら:http://www.ecocostsvalue.com エココストのウェブサイトでは、無料のデータセットが提供されています。 今回の分析は、2019年11月時点で公開されていたデータセットに基づいています。 |

分析
当社の SR30 加熱式・分光的にフラットなクラスA日射計について、その環境負荷を調査し、最も近い競合機種である外部換気式日射計(本分析では SR20)と比較しました。どちらのモデルも、露や霜の発生を抑制するためのソリューションを提供しています。
本分析は「エココスト(Eco-costs)」の手法に基づいて実施しました。環境負荷において支配的な要因は、エネルギー使用量と輸送に関わる負荷であることが明らかになりました。SR30 は、使用時の消費電力が低いこと、そして輸送体積が小さいことから、環境負荷が大幅に低減されています。
前提条件
本分析では、以下の前提条件を使用しています。
- 製品寿命:10 年
- 再校正:2 年ごと(製品寿命中に 4 回)
- 換気ユニットのメンテナンス:4 年ごと
- 換気および加熱の連続使用
SR30 と SR20+VU01 の比較
SR30 と SR20+VU01 の主な違いは、使用時の消費電力と輸送体積にあります。
- 消費電力:2.3 W 対 12.8 W
- 輸送箱:1 箱 対 2 箱

新製品:内部循環換気と加熱を備えた SR30-D1
露や霜の発生を抑制するための新しいソリューションとして、内部循環換気方式を採用しています。内部で加熱された空気を循環させることで、ドーム部分を露点以上の温度に保つと同時に、本体も同じ温度に維持します。図6も参照してください。
内部換気方式の特徴
- 加熱した空気を機器内部に循環させ、ドームを露点以上の温度に保つ
- 日射計全体を熱的に均一な状態にし、ゼロオフセットを低減
- 追加のヒーターを必要としない
- 高い加熱状態でも新たなゼロオフセットが発生しない
- 熱を再循環させるため消費電力が低く、通常 2 W 程度
- 換気ファンの交換は 5 年以上経過後に必要
関連製品
私たちは、技術的な会話をするのが好きです。
ご質問がありますか?最適なソリューションをお探しですか?あるいは、特別な用途に向けた計測器について相談したいとお考えでしょうか。 当社の技術エンジニアが専門的なアドバイスを提供します。ぜひお気軽にお問い合わせください。