土壌熱伝導率の選定ガイド
用途に最適な計測器を選ぶために
Hukx は、材料特性評価や土壌の熱伝導率(またはその逆数である熱抵抗率)の測定に対応した幅広い製品ラインアップを提供しています。 同社が販売する計測システムには「サーマルニードル(熱針)」が含まれており、ASTM D5334-14、D5930-97、IEEE 442-1981 の各規格に準拠しています。
サーマルニードルは、さまざまな試料への繰り返し挿入や、乱されていない自然土壌への直接挿入に適しており、信頼性の高い熱特性測定を可能にします。
これらのセンサーおよび計測システムは、以下のように分類できます。
- 高精度測定システム 熱針モデル TP02・TP08 と、計測システム TPSYS02 を使用した高精度タイプ。
- フィールドでの堅牢性を重視したシステム 精度よりも現場での耐久性を優先した FTN02 / MTN02 および TNS02 システムで、熱針 TP09・TP07 を使用。
長期モニタリング向けの特別モデル フィルム型センサー TP01 による長期観測用モデル。
表1 土壌の熱伝導率測定
| 測定対象 | 熱伝導率/熱抵抗率 |
| 製品 | 単体センサー/計測システム |
| 対応材料 | 土壌、コンクリート、サーマルバックフィル材 |
| 規格 | ASTM, IEEE |
| 商用オプション | -購入 -レンタル -外部委託(材料特性評価ラボ) -専門トレーニング |

サーマルニードルを用いた計測システム:Hukx が提供する製品
Hukx では、用途に応じて選べる以下の計測システムを提供しています。
- FTN02:完全なフィールド用計測器 現場での使用を前提に設計された、堅牢で扱いやすいフィールド専用モデル。
- MTN02:フィールド/ラボ両用モデル 現場と研究室の両方で使用できる柔軟性を備えたハイブリッドタイプ。
- TPSYS02:科学研究向けの高精度ラボシステム 主に研究室での高精度測定に適した科学計測システム。 また、軟弱な堆積物や乾燥試験のみを扱う場合にも有用。
Hukx では、TP07(MTN02 に使用)、TP08、TP02 の各サーマルニードル向けに、ステンレス製ガイディングチューブを提供しています。 これらのチューブを使用することで、セメント、サーマルバックフィル(重粘土)、乾燥した土壌などの硬質材料に対しても、試料へ鋳込み(キャスティング)することで測定が可能になります。
また、すべてのモデルに対して、トレーサブルな基準材料として使用できる校正用リファレンスシリンダーをご用意しています。さらに Hukx では、フィールド用途やオフショア用途に適した、ヘビーデューティ仕様・耐圧仕様などのカスタムモデルの供給にも対応しています。
高精度測定システム
TP02 と TP08 は、最高レベルの測定精度を実現する研究室向けモデルです。
本来は室内測定用ですが、適切に取り扱えば屋外でのオンサイト試験にも使用できます。堆積物などの軟らかい土壌では容易に挿入でき、硬い土壌では事前に穴を開けるか、ガイディングチューブを使用する必要があります。 TP02 とより小型の TP08 は、単体の熱針として購入することも、ターンキーシステム TPSYS02 の一部として導入することも可能です。また、これらのモデルは多くの研究室で使用されている一般的な電子計測機器(“standard” electronics)で動作します。
どのプローブを使用するかは慎重に検討する必要があります。標準モデルである TP02 は、最高の精度、外乱に対する強さ、高温・低温環境での優れた性能を備えています。
一方、TP02 に必要な試料サイズ(通常高さ 150 × 10⁻³ m)が確保できない場合は、TP08 の使用が適しています。TP08 は TP02 より短いものの、動作原理は同一で、専用サンプル容器 TP08-CO も利用できます。また、オフショア実験における堆積物コア分析でもよく使用され、コア側面から挿入できる場合もあります。
フィールド向け堅牢型測定システム
フィールド実験向けとして、Hukx は FTN02、MTN02、TNS02 の各測定システムを提供しています。これらの“ヘビーデューティ”モデルは、軟らかい土壌から硬い土壌まで貫入可能な堅牢なサーマルニードルを備えています。
FTN02 は完全なフィールド用として設計されており、特に高電圧ケーブル(非通電時)周辺の地中調査に適しています。一般的には地表から約 1.5 m の深さで測定を行います。 FTN02 には 1.4 m のランス(LN02) が付属し、その先端には直径 6.3 × 10⁻³ m の非常に頑丈なニードル TP09 が取り付けられています。溝を掘る代わりにランスを使用することで、作業時間を大幅に短縮できます。
MTN02 は、研究室実験とフィールド実験の両方に適した汎用性の高いモデルです。直径 3.5 × 10⁻³ m のニードル TP07 が、小型挿入ツール IT03 に取り付けられています。
TP07 および TP09 は、TP02 や TP08 よりも堅牢性に優れていますが、測定精度はやや低くなる点に注意が必要です。


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