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IEC 61724‑1:2021 による PV 監視システム規格:簡単な説明

新しい規格への適合に向けた日射計の選定

IEC 61724-1 規格(PV システムの性能監視)は改訂されました。2021 年 7 月に発行された最新版では、2 種類の「精度クラス」が定義されています。適合宣言において、提供者は測定の精度クラスを明示する必要があります。このクラスは、使用するハードウェアだけでなく、品質チェックや測定手順によっても決定されます。

本規格は、監視システムの各コンポーネントレベルにおける詳細な仕様を含んでいます。本メモでは、改訂された規格が日射計の選定に与える影響について説明します。太陽放射測定に求められる要件を整理し、どの日射計が規格に適合するかを示します。

はじめに

IEC 61724-1「太陽光発電システムの性能監視 ― 測定、データ交換および解析のガイドライン」の初版は 2008 年に発行されました。その後、2 回の改訂が行われています。2021 年版の最新規格は、2008 年版とは本質的に異なり、2017 年版と比較してもいくつかの変更が加えられています。

新しい規格には以下が含まれます:

  • 監視システムの精度クラス(A および B)の 2 区分 ※2017 年版の Class C は Class B に統合
  • クラスごとに定められた監視機器の精度要件
  • クラスごとに求められる品質チェック(例:校正および保守)
  • PV システムの規模に基づく推奨される最小機器数
  • 2021 年の新要件:反射日射およびアルベド測定の規定
  • 傾斜センサーに関する要件の追加

影響

2021 年版の規格では、太陽放射照度の測定が測定チェーンの中で最も弱い要素の一つであることが認識されています。Class A システムに対しては、使用可能な日射計のクラスが規定されており、結露・着霜対策、方位角、傾斜角精度に関する要件も含まれています。また、日射計の清掃および校正の間隔も定義されています。

さらに本規格では、モジュール温度および外気温、風速・風向、ソイリング比、AC/DC 電流および電圧の測定に関する要件も定められています。

なぜ加熱が必要なのか?

IEC 61724-1:2021 では、Class A の監視システムにおいて日射計の結露・着霜対策が求められています。理由は、日射計のドームがガラスでできているためです。晴れた夜間に空を向いていると、ガラスの温度は露点を下回りやすく、結露が発生します。日射センサーを加熱・換気することで、ガラス温度を露点より高く保ち、結露や着霜の付着を防ぐことができます。これにより、測定データの信頼性が大幅に向上します。

ただし、年間 GHI(全天日射量)時間のうち、結露や着霜が発生すると予想される時間が 2 % 未満の場所については例外が認められています。

Frost and dew deposition: clear difference between a non-heated pyranometer (left) and SR300 with heating (right).
図 1 霜・結露の付着:非加熱の日射計(左)と、加熱機能付き SR300(右)との明確な違い。

以下の表は、IEC 61724-1 における監視分類システムの主要要素、太陽放射測定に関する要件、および各精度クラスに適合する日射計の一覧を示しています。

表 1 IEC 61724-1:2021 における PV 監視システム分類の主要要素

 Class AClass BClass C
精度
対象アプリケーションユーティリティ規模の PV システム および大規模商業用システム

屋根設置型、または小規模〜中規模の商業用システム

2021 年の新情報:

2021 年の新情報: 使用されなくなりました

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